「新品の革財布にもクリームなど塗ったほうがいいの?」
「革財布のお手入れ方法は?」
使えば使うほど味の出てくる革財布。
革製品が経年変化していくことを「エイジング」といいますが、まさにこのエイジングは革財布にとって醍醐味です。
愛着の湧いている財布であればあるほどその変化は楽しみながら長期間使い続けたいですよね。
この記事では、革財布のお手入れ方法や、おすすめ保革クリームの紹介などを行っております。
革財布のメンテンナスを行ったことがなく、ひび割れてきてしまいボロボロになった経験をしたことがある方も少なくないと思います。
私もそのうちの1人なのですが、妻からもらった財布がボロボロになってしまい悲しい顔されたことがあります(怒られると思っていたけど怒られずほっとしたのはここだけの話)。
この記事を最後まで読んでいただき、革財布のメンテナンス法を理解していただくことで、私のように大事な革財布をボロボロにしてしまうことも減るはずだと思っておりますので、是非最後まで読んでいただければと思います。
革財布を買ったらすぐにやることは?

革財布を買ったらまず行ってほしいことは、保湿と防水のメンテンスです。
新品の革財布なのに、お手入れなんて必要なの?と思う方もいるかも知れませんが、実は新品の革財布にとってお手入れをすることはとても重要なんです!
というのも、いくら新品で購入した革財布だとしても実際に生産された日から購入するまでには日数が経っていますよね。
もしかするとその期間は何もメンテナンスをしていないかもしれません。
そもそも新品の革財布は油分が少なく、外部からの刺激にも非常に弱いので最低でも保湿のメンテナンスは必須となります。
なので、必ず保湿と防水のメンテナンスは行っておくことをおすすめします。
正し、5万円を超えるような高級な革素材を使っているものは初めからたっぷりオイルが入っていたり、耐久性が元々高いのでブラッシングをするだけでもメンテナンスが行き届く物もあります。
お手入れ方法
まずは、保革クリームと防水スプレーをご用意してください。
革製品によって合うクリームやスプレーなどは変わってきますので、購入時にお店の店員さんに確認をしておくと安心ですよ!
お手入れ手順
- 保湿クリームを少量取り、財布の目立たないところに少しだけ塗る
- シミになったりしなければ全体に均等に塗る
- 30分ほど乾かし、きれいな布で軽く拭き取る
- 防水スプレーを全体にムラなく吹き付ける
- 30分ほど乾かす
簡単ですよね!
防水スプレーを吹いた直後は、財布の色が濃くなりますが乾くと元に戻りますのでご安心を!
革財布を買った時の注意点
新品の革財布が手元にあると、今すぐ使いたくなりますよね!
私も財布を買うとすぐに古い財布からカードなど全てを取り出し、移し替えてしまったこともあります。
ただ、これは絶対にやめてください!
新品の革製品は革が伸びやすい傾向にあります。
そんな状態の革財布にカードや小銭など大量に入れてしまうと革が伸びてしまい台無しです。
革製品は伸びてしまうと元に戻すのは不可能だと言われています。
新品の革製品をきれいな状態で長く使い続けたいと思っている方は、少しずつ中身を移し替えていってくださいね。
革財布はどれくらいの頻度で手入れするべき?

革財布のメンテナンスの頻度としての目安は1〜3ヶ月に1回です。
毎日持ち歩く財布は、頻繁に手で触れますので自然と革全体が手の脂で保湿されています。
なので、頻繁に保湿をする必要はありません。
ただ、乾拭きに関しては毎日行ってください。
乾拭きすることで、革財布の表面についたホコリなどの汚れを取ることができ革財布の光沢を維持することができます。
乾拭きを行う際は、柔らかい素材のタオルなどで優しく拭いてあげてくださいね。
保湿をせずに使い続けてしまうと、革財布の寿命を縮めてしまいますが、逆に保湿のしすぎも同じように寿命を縮めてしまいますので、適度なメンテナンスが重要です。
目安として頻度を提示しましたが、革財布を触った時に乾燥しているなと感じたら保革クリームで保湿してあげるようにしてくださいね。
革財布の普段のお手入れ方法

先ほど、買ったばかりの財布のお手入れ方法を紹介しましたが、この章では、革財布の普段のお手入れ方法について解説していきます。
とは言っても、それほど手順は変わらず普段のお手入れ方法はこの手順で行ってください。
- ブラッシングを行い、表面についたホコリなどを除去する
- 保革クリームをほんの少しだけ取り、財布の目立たないところにつける
- 保革フリームを少量取り、全体に均等に塗る
- 乾拭きし、余分な保革フリームを拭き取る
- ブラッシングを行い、縫い目などに食い込んだ余分な保革クリームを取り除く
- 防水スプレーを均等に吹き付ける
初めて使う保革クリームであれば、2の工程は必ず行ってください。
中には、革財布との相性が悪く、色落ちしたりシミになったりするケースもありますので、そういった問題が発生しないか目立たないところで確認し問題なければ全体に塗っていくことをおすすめします。
クリームを全体に塗る際には、塗りすぎないことも重要です。
クリーム量の目安としては多くても1円玉サイズほどにしておくと良いですよ。
塗りすぎも革財布を痛める原因であるということは忘れないでくださいね。
防水スプレーを拭いたあとは完全に乾くまでできるだけ触らないようにしてください。
乾いていない時に触ってしまうと、指の跡が財布に残ってしまうことがあります。
せっかく綺麗にしたのに、最後の最後で指の跡がついてしまい取れなくなるなんて最悪ですよね…。
そうならないためにも、しっかり乾かしてから触るようにしてくださいね。
革財布におすすめのクリーム3選
この章では、筆者がおすすめする保革クリームを3つご紹介させていただきます。
コロニル 1909シュプリームクリームデラックス

どの革製品にも使うことができる超万能な保革クリーム
保湿効果だけではなく、防水効果も兼ね備えているので非常に使いやすくておすすめです。
カラーは全部で7種類ありますので、メンテナンスしたい革製品に合った色をしっかり選ぶこともできますよ!
ラナパー

ラナパーは化粧品としての基準をクリアしている原料以外は使用していないのが特徴で、主な原料は蜜蝋とホホバオイルです。
人の肌にも優しいので、デリケートな肌の方には使いやすくておすすめです。
革製品の汚れを取ったり、カビ防止の効果もありますのでこれ1つでメンテナンスは充分だと思いますよ!
M.モゥブレィ デリケートクリーム

革靴用のクリームのイメージが強い「M.モゥブレィ」ですが、おすすめするデリケートクリームはどの革製品にも対応しており^使いやすくておすすめです。
ベタつかないのが特徴で、保湿効果も非常に高く少量塗るだけで効果があるのでメンテナンスもしやすいです。
ただ、防水効果などはありませんので防水効果も欲しい方は最後に防水スプレーを使用してくださいね。
まとめ
本記事のまとめ
- 新品の革財布には保湿が必要
- 革財布のメンテナンス頻度は1〜3ヶ月
- 革財布に適度な保湿を行い長持ちさせよう
長期間使用すればすれほどエイジングが楽しみな革財布。
ただ、しっかりメンテナンスを行わないと、ただのボロボロな財布になってしまうかもしれません。
メンテナンス手順もそれほどむずかしい工程はありません。
期間もそれほど頻繁に行う必要もないので、しっかりとメンテンナスをしてあげてくださいね。
そうすることで長期間光沢を保ったまま革財布を使用することができます。
是非、皆さんも1度財布を手に取り乾燥していないか確認してみてください。
カサカサしているようであれば、この記事で記載した手順を確認しながら、保湿をしてあげてくださいね。
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