万年筆と言えば万年筆沼やインク沼といった深い世界が存在します。
ハマると抜け出せないといった意味で使われている言葉ですね。
万年筆用品の中で忘れていけないのが紙です。
実は万年筆で書く紙にも紙沼という物が存在します。
いわゆる高級ノートといわれる物がそれにあたりますね。
今回は万年筆用の高級ノートについて紹介していきます。
ぜひ紙沼の世界にもどっぷりと浸かってみて下さい。
万年筆用のノートにこだわる理由

万年筆を使う人がノートの紙にこだわる理由は
書き心地です。
1つに紙と言っても様々な質感や材質が異なります。
要するにノートによって書き心地が変わってくるという事ですね。
世の中にはたくさんのノートが存在します。
100円以下で買える物や1000円以上する物までありますよね。
万年筆の書き心地を堪能する為には、事務用や勉強用の安いノートではなく高級紙が使われている高級ノートが適しています。
ノートの良し悪しは一概に言えない
高級ノートが適しているのは間違いないのですが、高ければ高いほど良いとも一概に言えません。
理由としては、使う人によってベストな書き心地という物は変わってくるからです。
当然書き心地という物は感覚的な物なので、使い手の感覚によって左右されて来るという事ですね。
なので「このノートが万年筆には一番いいです」と言い切れないです。
使う人の好みというのが紙沼と言われるほどの深みがあるという事ですね。
ですから、自分のベストのノートを探すという楽しみこそが醍醐味と言えます。
コレクション性も高い

高級ノートは書き心地の良さだけではなく、コレクション性の高さも魅力として挙げられます。
高級ノートというだけあって、一般的な100円前後で買えるノートと比べると見た目の豪華さやオシャレさは一目瞭然です。


上が皆さんよく見るコクヨのキャンパスノート(100円前後)、下がライフというブランドのノート(800円前後)
このように高級ノートには集めたくなるような見た目の良さがありますね。
コレクション性も沼要素の1つです。
書き心地は万年筆やインクとの相性も関係する

最後の沼のポイントが、紙とインクと万年筆の相性です。
万年筆はインクを自分の好きな物を入れるのが醍醐味ですが、当然インクにも粘度の違いがあったりするので紙との相性という物が変わってきます。
また、万年筆にもインクの出る量やペン先の硬さなんかがありこちらも相性があります。
3つの要素が関係しさらに書き心地への探求度は増しますね。
書き心地だけではなく、インクと紙の組み合わせでにじみ具合も変わったりこだわる要素はかなり深いです。
良い意味でキリがないですね。
また、複数のインクや万年筆を愛用している方だと組み合わせは無限大に可能性があります。
ここまで来ると、玄人の域ですね。
人気の高い万年筆用ノート
万年筆用の高級ノートはたくさんあります。
特に始めたばかりの方だとどれが良いというのが分からないかと思います。
最後に人気の高いノートを紹介します。
初めは評価の高い高級ノートから試してみてはいかがでしょうか。
滑らかな書き心地 マルマン【クロッキー帳】
マルマンのクロッキー帳は、裏抜けがしにくく滑らかな書き心地が特徴です。
リングで留められたノートで使いやすさも良いです。
本のような製本 ミドリ【MDノート】
ミドリのMDノートは本の様に丁寧に製本されている事が特徴です。
180度に開いて書く事ができ、使いやすさも良好です。
裏抜けもしにくく快適に文字を書くことが出来ます。
ヌルヌルとした書き心地 ライフノート【シェプフェル】
ライフノートのシェプフェルは、滑らかな肌触りとヌルヌルとした書き心地が特徴です。
インクによるにじみが少なく、裏抜けもしにくいです。
見た目がオシャレなのも特徴的ですね。
サラサラとした書き心地 ツバメノート
ツバメノートはサラサラとした書き心地が特徴的です。
見た目は大学ノートになっていてレトロな感じがあります。
50年以上の歴史があるノートで書き心地とコスパの良さで人気の高いノートです。
まとめ
万年筆用の高級ノートについて紹介してきました。
- ノートの紙の質で書き心地が変わる
- 書き心地は好みによって変わる
- コレクション性がある
- 万年筆やインクとの相性も関係する
万年筆のノートは非常に奥の深い物です。
今回紹介した内容は紙沼の入り口にしか過ぎません。
ここから先はあなたの好みやこだわりによってあなただけの世界が広がっていきます。
ぜひ万年筆ライフを楽しんでみて下さい。
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