いい声の人って、たくさんいると思いますが
特に、テレビで声を仕事にしている声優さんは俳優さんは
その場の緊迫感や安心感といった、印象深い言葉に思いを込めている専門家だと思います。
今回はそんな声優の中でも「渋く、大人、ダンディズム」の雰囲気の声を焦点に当てて
耳からイメージできてしまう、男としての魅力みたいなものを紹介していきますね。
渋くて色気のある声とは

染み渡るような低音で、どこか柔らかく温かさを感じる声。
とは言っても人それぞれ、低さよりも高い声が好きとか
優しい感じが好きだったりすると思います。
中でも、印象が残るのが
- ずっしりとした低い声
- ハスキー
- 落ち着きを感じる
- 艶がある
- 透き通っている
- 深く響くような声
上記に複数当てはまれば、周りからは色気のある声と認識されていきますね。
耳から伝わる色男な声優
・低くて艶のある声のお方
・ハスキーで幅広く仕事をこなしているお方
の2名を軽く紹介します!
低く響く声【大塚明夫さん】

大塚明夫さんの出演作には
アニメ
- 機動戦士ガンダム0083:アナベル・ガトー
- ブラックジャック:ブラックジャック
- 攻殻機動隊:バトー
- ジョジョの奇妙な冒険Part2 戦闘潮流:ワムウ
映画
- イコライザー:ロバート・マッコール
- 風と共に去りぬ:レッド・バトラー
- バイオハザードシリーズ:アルバート・ウェスカー
そして沈黙シリーズで有名なスティーヴン・セガールの吹き替えを担当しています。
ゲームでは、メタルギアソリッドシリーズのスネークが有名ですね。
全体的に渋く、落ち着いていて、頼りになる。そんなキャラを声のみで演じています。
つまりただ漠然と低くていい声というのを押すのではなく
声に艶や体の芯から震えるような深く響くイメージで発声すると良いと思います。
大人の奥深い魅力【立木文彦さん】

声優、立木文彦さんの出演されている作品は
アニメ
新世紀エヴァンゲリオン:碇ゲンドウ
銀魂:長谷川泰三(マダオ)
逆境無頼カイジ 破戒録篇:ナレーション
映画
インサイド・ヘッド:フリッツ
96時間/レクイエム:フランク・ドッツラー
ワイルド・スピード SKY MISSION:ジャカンディ
ナレーションならイッテQなどとテレビでもお仕事されいますね。
どこかお茶目さのある楽しく優しさを感じるキャラクターから
厳格で冷たく、数々の苦労を乗り越えてきた大人の渋さを感じさせるキャラクターなど
幅広く演じているため、大人の奥深さが出せる技なのかもしれないですね。
低い声は魅力的に聞こえる

低い声と聴くと 落ち着いている 大人っぽい 渋い というイメージだと思います。
そんな低音ボイスを一般にも、果たして出せるのか。
渋い声の作り方について解説をしていきます。
低音ボイスの特徴
まず低音には落ち着いた雰囲気を演出することが可能になります。
それだけではなく、落ち着いた低い声で会話をすることにより
相手も聞き取りやすく、話の内容自体の説得力や信頼感が増します。
つまり低く、ゆっくりと落ち着きのある声が低音ボイスの特徴になります。
低い声を出すトレーニング

低い声を出す時のポイントは、横隔膜と喉仏の使い方です!
なのでそこを鍛え上げるトレーニングをすることが重要になります。
ドギープレスで横隔膜を鍛える
まずドギープレスというのは犬が走ったり、暑い日にしている
「ハッハッハッ」という息を短く吐く呼吸法の事です。やり方は簡単で
口を開けた状態で、30~60秒間短い呼吸を繰り返し行います
これを1日2~5セット行うのが理想とされています。
毎日行えば横隔膜が鍛えられ、息を吸い込むときにお腹が膨らむ腹式呼吸がやりやすくなります。
腹から声を出す
かすれづらく、聞き取りやすい声を出すためには腹式呼吸が大事になってきます。
これができれば、よりどっしりとした安定感のある声が出せるようになります。
やり方は
まず背筋を伸ばし、お腹が膨らむイメージで鼻から息を吸います。
次にお腹をへこませていくイメージをしつつ、ゆっくりと一定量を心がけつつ息を吐いていきます。
1~2日やって習得できるものではありませんので、体が感覚を覚えるまでは意識して呼吸するようにした方が良いようです。
胸に響かせる
色気のある声を出すには、胸に響かせる「チェストボイス」が重要になります。
チェストボイスをマスターすれば歌も上手くなりやすいので一石二鳥です!
1.顔や肩の力を抜き、リラックスする
2.最初は普段通りに「あー」と声を出す
3.次に、胸骨に響かせることを意識して「あー」と声を出す
チェストボイスの練習はこれだけです。
これをマスターすればより色気のある声が出せるようになります。
ハスキーさを含む声

少ししゃがれ、セクシーで大人の雰囲気を持つハスキーボイス
今までの苦労や少しばかりの哀愁、はたまた男らしく生きてきた証?
そんな感じにその人のバックボーンを感じることのできる声かなと思っています。
そんなわけで次はハスキーの特徴や出せるようになるのか?を見ていきたいと思います
ハスキーの特徴や印象について
ハスキーの特徴はなんといっても色気を感じることだと思います。
ハスキーというと、酒灼けやヘビースモーカーといったアバンギャルドなイメージ
表からは隠されているような、危険で魅力的な世界。つまり不良っぽさや大人の色気を感じやすい声という事です。
ハスキーボイスになるには?
結論から言ってしまうと完全なハスキーボイスになるのは難しいと思います。
そもそもハスキーボイスは、声帯の閉じ具合が甘く閉じきれなかったりする状態で
息が漏れると出てくるものです。
簡潔に言ってしまえば声帯が痛んでしっかり閉じないから出るという事です。
これからよりハスキーに近づくための方法を書いていきますが、どれも喉を傷めるような方法なので、短期間でやろうとするのはおススメできません。
本気でハスキーを目指すならボイストレーニングを習うことが必須になりますね。
大きな声を出す
先ほども書いたように、声帯がずれることでハスキーボイスは出ます。
なので意図的に声帯に負担をかけ、ぴったりと閉じている声帯をずらす必要があります
そこで一番手短な方法は大きな声を出すことです。
ただし短期間でやりすぎると、喉にポリープが出来たり、炎症による発熱などの症状が出るなど体に良くはありません。
長期的な期間で習得するように焦らずにしてください。
声帯に力を入れる
自然とハスキーになる人は「正しい発声」ができていないことが多いです。
声帯周辺に力が入っているためハスキーになります。
つまり意図的に声帯周辺に力を入れて喋ればハスキーに近い発声ができるという事です
声帯周辺、喉に力を入れるというのは「緊張している状態」に近く、「声が太く、より低くなる」傾向になります。
僕的には「力を入れる」というより「緊張で喉が引き締まる」様なイメージがより近いのかなと思います。
アルコールや刺激物を摂る
いわゆる「アルコールで喉を灼く」や「辛い物を食べる」という方法です。
桑田佳祐さんはウォッカでうがいをしていたことで有名です。
お酒ならアルコールで、食べ物ならトウガラシなどの香辛料で意図的に
喉の粘膜を炎症させ、大声や歌を歌うという方法です。
ただ大声を出すよりも効率は良いのかもしれませんが、喉に対する負担と
内臓に対する負担が来るため、体への負担がより大きくなります。
何より炎症を慢性化させると、喉頭がんのリスクも高まるらしいです。
なので自分の体と十分に向き合い、無理のない範囲で行いましょう。
ハスキーっぽい声を出すには?

上に書いてある方法は体への負担が大きく、あまりおススメはできません。
なのでハスキーっぽく声を安全に出す方法を紹介したいと思います。
重要になってくるのは「息の量」です。
息がしっかりと吐けている、息が非常に多く含む声はハスキーっぽく聞こえます。
ハスキーは声帯が不完全に閉じるために起こると書いてきました。
なので普通の人は声帯が閉じない量の息を含ませつつ喋るとハスキーっぽくなると思われます。なんにせよ普通の人がハスキーっぽい声を出すにはより多くの息が必要になるので、ドギーブレスなど息をしっかりと吐く練習をすると良いと思います。
まとめ

今回は色男な声の特徴と参考になる声優について書いてきました。
低く響くような低音を目指すなら
- ドギープレスで横隔膜を鍛える
- 腹から声を出す
- 胸に響かせる の3点を練習することが重要になります。
色気のあるハスキーボイスを目指すなら
- 大きな声を出す
- 声帯に力を入れる
- 酒灼けや刺激物を摂る の3点に気を付けつつ発声練習をすると習得できるかもしれません
ですがどれも体に大きな負担をかけることになりますので、短期間に集中して行わず
長期的に無理のない範囲で行うことが重要になります。
基本的に喉に負担をかけることになるので、本気で目指すならボイススクールで相談することをおススメします。
これらの事を意識し、普段の生活に取り入れればより自分の声に自信が付き
より多くの人と会話を楽しめるようになると思います。
コメント
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