週刊ヤングマガジンで連載されている「キングダム」が5年半ぶりにアニメ化され2020年4月にシーズン3の放送が開始されました。
シーズン2までが原作の24巻までのストーリーで構成されているのでシーズン3は原作の25巻~33巻までの合従軍編になります。
今回はシーズン1、シーズン2の振り返りと新しく始まるシーズン3の内容を紹介していきたいと思います。
シーズン2までのあらすじ

シーズン1
戦争孤児の主人公「信」が天下の大将軍を目指すところから始まります。
幼馴染である「漂」と毎日剣術の修行をしていましたが、ある日漂は王宮に連れていかれ国王の嬴政の影武者として命を落としてしまいます。
信は嬴政と可了貂と出会い、乗っ取られた秦国を取り返すため山の民の力を借り王座を奪還します。
次に秦国は魏国を攻める為に兵を募集し、信はそこで初陣となります。
初陣では宮元を落とすことができましたが、魏国は増援で大将軍の呉慶が現れ、秦国は大将軍・王騎、総大将・麃公も参戦し秦国は勝利することができました。
戦いの後、信の部隊は王騎から直々に「飛信隊」と名をもらい、馮忌を打ち取りました。
趙国の新三大天の一人龐煖に夜襲を仕掛けられるも秦国軍の増援もあり仕留めることはできませんでした。
最終決戦は王騎VS龐煖で王騎は腹部に致命傷をもらってしまいますが、信の助けにより止めは刺されませんでした。
しかし傷は深くメッセージを残した後命を落としました。
シーズン2

王宮内では嬴政と国の実権を握る呂不韋そして、嬴政の母太后が実権を握る後宮で覇権争いが起こっていました。嬴政は宮女・向の証言から呂不韋を調べ上げ中国統一の手がかりを得ます。
その頃、戦争孤児であった信は武功を上げ続け三百人将となり、魏国に進行中の秦国軍は最初の城・高狼へ到着していました。
高狼城を攻める秦国軍は苦戦していたものの井蘭車を用いて高狼城を陥落させます。場内では秦国軍の兵士による魏国民に対し暴力を振るっておりそれを見た信は激怒して、仲間である秦国軍兵士相手に剣を取りました。
高狼城、近利関を落とした秦国軍の前に魏国・四天王・輪虎が現れ自身暗躍のために襲いかかってきます。決戦の地は流伊で、信は四天王・輪虎にも怯まず真っ向から戦います。
流伊平野で戦い六日目に輪虎と信が再び剣を交え激闘の末信の勝利で幕を下ろします。桓騎軍は魏国軍大将を討ち取り、それを機に魏国からの和睦申し入れがあり秦国軍は勝利しました。信は正式に千人将になり軍師に可了貂が加わりました。
信は李牧と出会い李牧の発言から新たな嵐がくることを予感します。
シーズン3の見どころ

シーズン3は合従軍編です。原作の漫画でも一番人気があった話ともいわれておりどんな風に描かれていくのかがとても楽しみです。
合従軍というのは「秦・楚・趙・魏・燕・韓・斉」この中の6つの国が手を組んで一つの国を叩き列国のバランスを保とうとする動きで、漫画では斉以外の5つの国が合従軍となり秦国を攻めました。
シーズン3の見どころを原作に沿って紹介していきます。
- 趙軍(12万)VS麃公軍(4万)+飛信隊
- 魏(10万)・韓(5万)合従軍VS函谷関中央軍(蒙驁・張唐・桓騎軍)
- 楚軍(15万)VS蒙武・騰連合軍(9万)+楽華・玉鳳隊
- 燕軍(12万)VS王翦軍(7万)
趙軍VS麃公軍
王騎を失って以来の対戦となった趙国と秦国。
麃公の突撃で戦が始まり、趙軍深くまで進軍した麃公が敵の総大将慶舎に挟み撃ちに合うが本能的に危機を察した信により麃公は立て直し乱戦の中で信は万極を討ち取ります。
魏・韓合従軍VS函谷関中央軍
魏軍は巨大井闌車を戦場に投入するが、桓騎によって止められます。不落の函谷関に橋が架かってしまいますが、2日目からは持久戦になり7日目に敵の毒兵器を秦将軍・張唐が食らってしまい瀕死状態になってしまいます。
桓騎と張唐が奇襲を行い張唐が韓軍総大将・成恢を討ち取るもその直後に息絶えます。桓騎と張唐の奇襲の間に攻め込まれ絶体絶命のピンチを迎えるも姿を消していた王翦の登場により函谷関を守り切ることができました。
楚軍VS蒙武・騰連合軍

開戦初日に楚軍の中華十弓の一人・白麗が騰軍の鱗坊を射抜き戦死し、突撃した騰軍の録嗚未も臨武君に討たれかけますが騰が自ら戦場に立ち奇襲を成功させ臨武君を討ち取ります。ここから15日目まで持久戦に入ります。
15日目楚の総大将・汗明と6万の軍勢が攻めてきますが蒙武の高度な戦術「斜陣がけ」で乱戦に突入し、蒙武軍5千が汗明軍1万へ突撃します。
圧倒的武力を持つ汗明に一騎打ちを仕掛けた蒙武。激闘の末、蒙武が汗明を討ち取り勝利します。
その頃禍燐の精鋭部隊約5千の兵が函谷関に一気に流れ込み函谷関正門が破れようとしたその時、王翦が現れ敵を撃退し函谷関での蒙武・騰連合軍の勝利が確定しました。
燕軍VS王翦軍
開戦から2日目、山の中に砦を築いた王翦であったがオルドの卓越した山読みと山間民族を取り入れたオルド軍にはかなわず更に山奥へと姿を消していきます。
オルドは王翦が逃亡したと判断して函谷関裏の断崖を超えて今大戦を終わらせようとします。しかし王翦軍が背後から奇襲を仕掛けオルドは8千の兵を失い山砦に撤退します。
奇襲後王翦軍が再び姿を消したことでオルド軍は砦から出ることができず、王翦が函谷関に援軍に向かった際の追撃もできませんでした。
オルドが戦力で圧倒していたものの、戦術で王翦が勝ちました。
最終決戦 李牧軍VS秦国軍

麃公VS龐煖
李牧は開戦と同時に趙の兵を首都・咸陽の方へ送り続けており15日が経った頃すでに4万の兵が集まっていました。この李牧の策に本能的に気づいた麃公と信は直感に従い3千の兵を率いて侵攻を始めます。
咸陽につくまでまであと少しの時、李牧軍に追いつき背後から奇襲を仕掛けます。李牧と麃公が対峙するも李牧のもとに武神・龐煖が現れ、麃公と龐煖の一騎打ちになります。
麃公は奮闘しましたが龐煖に討たれてしまいます。
麃公が力尽きる前に信に自らの盾を託し「火を絶やすな」と伝え麃公は息を引き取ります。
李牧軍VS嬴政、信、蕞の民、楊端和
麃公の死や三大天・龐煖が現れたことで首都・咸陽は慌て民衆は暴動を起こし始め、相国・呂不韋も不穏な動きを始めていました。その中嬴政は最後の城「蕞」へ向かいます。
李牧の追撃を逃れた信も蕞へたどり着ていた。嬴政は怯えている蕞の民を鼓舞し到着した李牧軍との戦いに入ります。
昼夜問わない李牧軍の攻撃に戦いなれていない蕞の民達たちは疲弊するが嬴政の語らいを経て士気が高まりすべての城壁で蕞の民の覚醒が始まります。
戦が始まり5日目嬴政が深手を負い、7日目には西壁をも突破され誰もが絶望した時西の山から楊端和率いる山の民軍・約3万の援軍が到着する。この事態は李牧も想定しておらず瞬く間に李牧軍を城外へ追いやりました。
信VS龐煖

強力な援軍の前に李牧は戦闘を続けても首都・咸陽を落とすことは難しいと判断し退却を決意しました。
そこに麃公を討った龐煖が楊端和の前に立ちはだかります。
信は仲間に止められながらも手を振りほどき龐煖との一騎打ちに挑みます。かつては全く歯が立たなかった強敵の龐煖でしたが信の成長もありついに龐煖に深手を負わせ退却させることができました。
龐煖の退却により李牧軍は全軍撤退し、合従軍VS秦国軍の戦いは終戦しました。
まとめ
シーズン1.2の大まかな振り返りと、シーズン3でアニメ化される合従軍編を大まかに紹介させて頂きました。
今回シーズン3から制作会社、キャラクターデザイナー、監督などのスタッフが前作より変わっている為、シーズン1.2を見ていてそこから見ていない人にもお勧めできますので是非見てみてください。
シーズン3は2020年4月5日からNHKにて深夜に放送しています。ぜひ映像でも観てみてくださいね。
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