【キングダム】史実では趙国(ちょうこく)は王様の〇〇が原因で滅亡する【ネタバレ有】

メンタル
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戦国時代の中国に実在した「趙」。

漫画キングダムで中華統一を目指す際に序盤で争う強国でもあります。

今回は作中に出てくるオリジナルの設定【三大天】についてや、実在した趙国がどうやって滅んでしまったのかを解説していきたいと思います。

趙国の首都は邯鄲で軍備に力を入れ、戦国七雄に加わった

趙とは中国の戦国時代に七雄の一つに数えられていた国です。

元々趙は晋(唐)の家臣で韓・魏とともに紀元前453年に晋の実権を握っていた知氏を倒し、晋を三分してできた国の一つです。一般的にこの時から戦国時代と呼ばれています。

趙の首都は邯鄲に置かれ、北方を異民族と接していたこともあり軍備に力を入れて次第に強国となりました。そして国に力が付いたこともあり戦国の七雄に加えられるようになりました

作中の趙では第九代目趙国王の悼襄王が出てきており、秦国軍と激しい戦いを繰り広げています。

新・旧共に有能だった三大天

旧三大天

作者 原 泰久

作中には史実にはないキングダム独自の設定の物があります。趙国の三大天もその一つで、他には秦国の六代将軍・魏の魏火龍七師・中華十弓・これらは実在しておらずキングダム独自の設定になっています。その中の趙の三大天について解説していきます。

三大天には新・旧がありどちらの三大天も有能でした。

  • 旧三大天・廉頗(れんぱ)
  • 旧三大天・趙奢(ちょうしゃ)
  • 旧三大天・藺相如(りんしょうじょ)

廉頗

作者 原 泰久

旧三大の一人目は言わずも知れた大将軍・廉頗です。王騎将軍とも酒を酌み交わしていた将軍で三大天と六大将軍の中で一番長く生き残っていた人物とも言われおり、運も実力も持っていたのだと思われます。

廉頗は数々の功績を残してきましたが、悼襄王が即位した時に将軍の地位を奪われてしまいます。廉頗の代わりに将軍になった楽乗将軍ですが、廉頗はその決定に納得せず楽乗将軍を破り反逆者となってしまいます。

その後魏国へ亡命し、キングダムで描かれた魏国にいる廉頗という状態になります。

史実では楽乗将軍との戦いが廉頗の最後の戦いと記されており、魏国で兵を率いることも、その後亡命した楚でもその機会はなく生涯を終えることになったそうです。

藺相如

作者 原 泰久

漫画の中では将軍という設定になっている藺相如ですが実際には宰相で現在でいう内閣総理大臣でした。宰相である藺相如ですが軍を率いて戦に出たこともあるようです。

藺相如の有名な話が「完璧」「黽池の会」です。

どちらの話も秦との会談の際に藺相如の言葉で秦の照襄王を言葉で打ち負かし趙国を救いました。舌先三寸で相手を翻弄する弁舌家と呼ばれていたそうです。

廉頗との間にも「刎頸の交わり」といわれるほどの強い絆があり、廉頗が左遷される際も尽力を尽くしたと記されています。その後の「長平の戦い」の直後に病により病死しました。

趙奢

旧三大天最後の一人が趙奢です。廉頗や藺相如のような有名な話はありませんがその二人を差し置いて最強の名将が実は趙奢であるという説もあります。

趙奢はもともと軍人ではなく、税金を徴収する役人で、もちろん実戦経験はほとんどゼロです。

そんな趙奢の活躍は秦国軍が趙国の重要拠点閼与を包囲した時でした。秦国軍を率いていたのは猛将胡傷で六代将軍と呼ばれている将軍です。

趙国の名君恵文王は廉頗と藺相如に閼与を救出する策はないのか尋ねましたがどちらもが救出不可能と断言します。しかし一人だけ閼与を救出出来るというものが現れます。それが趙奢でした。

趙奢の説得で恵文王は趙奢を将軍に任命しました。なんと六代将軍胡傷に引けをとらず、秦国軍を圧倒してしまいました廉頗と藺相如が不可能といった閼与救出を素人将軍の趙奢が見事にやってのけました。

趙奢の最後は明確には記されていません。「閼与の戦い」から8年後の「長平の戦い」の時にはすでに亡くなっていたようです。もし長生きしていたら秦国の天下統一を阻止できていたかもしれないと言われています。

新・三大天

次に新三大天をご紹介していきます。

  • 新三大天・李牧(りぼく)
  • 新三大天・龐煖(ほうけん)
  • 新三大天・司馬尚(しばしょう)

李牧

作者 原 泰久

作中の中でもラスボス級の人物であり現実の功績よりも多くの功績を与えられています。李牧は武人であり軍略家で最高の頭脳を持っており中華一の知略の武将といっても過言ではありません。

作中では鄴攻めの時秦国の前に立ちはだかりました。数々の戦略をぶつけるも破れてしまい邯鄲に投獄されてしまいます。その時の趙の王に恵まれなかったことで最期は処刑されるという不遇な運命を辿ります。

龐煖

作者 原 泰久

周囲から武神と称される最強の武人である龐煖。

史実では李牧に近い存在だったされているが作中では李牧に功績を譲り李牧の存在感を強調しています。その代わりに圧倒的な武力をもち武神という立ち位置で数々の将軍を討ち取っている武人です。

司馬尚

最期の一人司馬尚は小奇麗な顔立ちでクルクルのロングヘアーといった今までの人物とは少し違った描写で描かれており三大天を一度断るなど偏屈物のイメージがあります。

そんな司馬尚は史実で李牧と共に何度も守備戦や侵攻戦を行って功績を残している武将であり、秦国の王翦からも危険視されていた人物で邯鄲の戦いでは李牧と共に王翦軍からの侵攻を防いでいましたが郭開の企てで幽繆王によって更迭されてそのまま趙国を去ったそうです。

その後の司馬尚の記録が史実にもなく、三大天の中で一番謎めいた存在であり今後の作中にどういった形で関わってくるのか楽しみです。

愚鈍な王・幽繆王の即位と李牧VS桓騎

作者 原 泰久

キングダムは秦の始皇帝が誕生するまでの話なので最終的には他の六つの国を滅亡させて中華統一をしますが、趙国は序盤の強国として描かれています。そんな趙国の最後を史実と見比べつつ解説していきます。

史実によると三大天の龐煖が燕に攻めているときに秦国軍の鄴攻め、そして閼与陥落があり、取り戻そうとする龐煖でしたが間に合うことができませんでした。

その年に趙の王・悼襄王は亡くなっています。作中で悼襄王は子供に肩を揉ませていたりと雰囲気のヤバい王ですがすでに老将となっていた廉頗を更迭させるなどして李牧や龐煖を加えた人物でもあります。

悼襄王が亡くなった後即位したのが幽繆王です。この王は史実でも有名な愚鈍の王で、趙国滅亡に導いた一人といっても過言ではありません

秦国はさらに趙国を攻め立て、桓騎将軍が王都の守護者扈輒将軍を討ち取りその時10万人の首を跳ねたとこから「首切り桓騎」という異名が採用されたようです。

桓騎軍はそのままの勢いで平陽、武安を落としていきます。つぎに宜安を落とそうとした時李牧と対峙します。ここで桓騎軍は敗戦してしまいますが、この時桓騎将軍が生き残った説打ち取られた説の2つがあります。

作中でどちらが使われるのかはわかりませんが、討ち取られてないとしたら重要な場面でまた登場してくれるかもしれませんね。

郭開と幽繆王によって滅んだ趙

作者 原 泰久

そしてついに最終決戦首都・邯鄲での戦いが始まります。秦国軍は、王翦・陽端和・羌瘣で邯鄲に攻め入りますが邯鄲で待ち構えているのは新・三大天の二人李牧と司馬尚です。この二人のおかげで秦国軍は苦戦を強いられます。苦戦を強いられた王翦はある策略を練ります。

切れ者の王翦の考えた策は郭開の買収でした。郭開とは当時の趙国の大臣のような立場で悪臣とも呼ばれています。秦国は郭開に多額の賄賂と趙国滅亡後に秦国大臣の立場を与えると誘い郭開はこの誘いに乗ります。

郭開は幽繆王に李牧と司馬尚が反逆を企んでいると嘘を吹き込みます。幽繆王は李牧のことを嫌っていたこともありこれを信じてしまいます。そして李牧と司馬尚を更迭してしまうのです。

李牧と司馬尚が抜けた後釜は趙葱・顔聚の二人が入りますが、三大天二人の活躍にかなう筈もなくなくその後3か月で首都・邯鄲は落とされてしまい、ついに趙国は滅亡してしまいます。

悪臣郭開の嘘を信じ身勝手な感情で李牧と司馬尚を更迭した幽繆王の判断が趙国が滅亡した原因の一つであることは確かですね。

まとめ

今回は趙国の「三大天」と趙国がどのように滅亡したのかを解説していきました。

  • 趙国の首都は邯鄲で軍備に力を入れてやがて戦国七雄に加わった
  • 新・旧共に有能だった三大天
  • 愚鈍な王・幽繆王の即位と李牧VS桓騎
  • 郭開と幽繆王によって滅んだ趙

趙国はいつの時代も王に恵まれていなかったのと、将軍たちは強いのに勿体ない印象を強く受けました。乗せられてしまった幽繆王によって滅んだといってもいいかもしれません。

ですがキングダムはオリジナルストーリーなのでどこで変化が来るのか楽しみです!

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