男前の語源!歌舞伎から始まった様々な「いい男」の表現由来

メンタル
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こんにちは!ナベケンです。

「男前」の語源はどこから発生したのでしょう?

感覚的にとらえると、「一人前」や「腕前」などの「前」は、ポジティブな印象を与えてくれますよね。

また、類義語として使われる

  • 「二枚目」=いい男
  • 「三枚目」=ブサイク

などは、いつから呼ばれるようになったのか?

これらの疑問を解消すべく、男前や色男、イケメン、ハンサム、二枚目などの「カッコいい男の代名詞」を、それぞれの違いについて解説していきますね!

男前の語源は歌舞伎の「動き」が由来だった

結論から言うと、男前という言葉のルーツは、歌舞伎が始まりです。

まずは「男前」の定義を辞典で確認してみると・・・

【男前の語源・由来】

男前の「前」は歌舞伎の世界で「動き」を意味し、男の役者は動いている姿の美しさが評価の大きな基準だったため、男に「前」を付けて「男前」と呼ばれるようになったとする説がある。 「前」が「動き」を表す理由は、「前に出る」という位置的な関係からであろう。

語源由来辞典

と書かれています。

つまり「前」とは、歌舞伎の世界では「動き」を意味し、男の役者は動いてる時の美しさが評価の大きな基準となっていました。

そこで男に前をつけて男前と呼ばれるようになった様です。

前が動きを表す理由は、前に出るという位置関係があるからでしょう。

男前の「前」は「腕前」や「一人前」などと同じく、人に対して属性や機能を強調する意味でつけられています。

ちなみに、歌舞伎に女は出ないので女前という言葉はありません。

女性は前に出ず、陰で男を支えるのが美徳とされた時代背景もあるのかも知れないですね。

男前の類義語「二枚目」も歌舞伎が語源

美男子をさす褒め言葉も「二枚目」も、実は歌舞伎が語源です。

歌舞伎では、出演役者名を板に書いて劇場の表に張り出すのが習わしです。

歌舞伎のジャンルの一つである「和事(わごと)」という男女間の情愛を扱う芝居があって、「美男子役」を演ずる役者名は、いつも二枚目(二番目)に書き出されるため、「二枚目」が男前の男優を さす言葉になったのです。

対照的に「道化役」や「振られ役」の役者名は三枚目(三番目)に書かれるため、振られ役は「三枚目」と呼ぶようになりました。

「色男」は「男前」と少しニュアンスが違う

男前や二枚目に続いて、色男もまた歌舞伎由来の言葉です。

色男は、男前の硬派な印象とは少し違い、顔だちの良さにプラスされて女好きな性格も含まれます。

どちらかと言うと遊び人系のモテ男といったところでしょうか。

色男は、江戸時代からすでに美男子の同義語として使われています。

また、ルックスは良くないが女性にモテる男を冷やかす時にもよく使われます。

色男の語源は、歌舞伎で男女の濡れ場を演じる「濡事師」で、色白の美男子に見せるため、顔を白く塗っていたことが始まりでした。
 
また、人々は色に対して「好色」のイメージも併せ持つことが多かったため、男に色をつけたとも考えられます。

「男前」と近代言葉の「イケメン」「美男子」「ハンサム」「美形」との違い

現在使われているかっこいい男の呼び方にも色々ありますので、男前とのニュアンスの違いを見てみましょう。

イケメン

イケメンという言葉は、2000年に入ってから次第に若者の間で「かっこいい男」の代名詞として使われるようになりました。

イケメンとは「かっこいい」「魅力的」を意味する
『イケてる』と
顔を意味する『面』
又は男性を意味する英語の『men』から
成る造語です。

美少年

「美少年」は美しい少年の略で、10代までの顔立ちの整った「中性的な男子」といった立ち位置です。

最近はそれほど耳にする言葉でもなくなりました。

これも時代の変化なのでしょうか。

ハンサム

「ハンサム(handsome)」は男前とほぼ同じ意味ですが、ハンサムの方が女性にモテる印象が強く出ます。

ハンサムは、英語の「手で扱いやすい」語源から分かる様に「ハンドサム」

つまり女性の扱いに慣れている上品さをあわせもつイメージです。

東山紀之さん等はまさに「ザ・ハンサム」 なイメージが思い浮かびます。

大人の魅力があって紳士的で「素敵だな」と思わせる男性にピッタリの言葉です。

美形

美形は、ジェンダーレスな中性的イメージから「美貌」とか絶世の顔立ちの美しさなどを指す際に良く使われます。

例えば美輪さんやガクト みたいなイメージでしょうか。


以上の言葉に対し、
「男前」は男らしい顔つきや態度のイメージが強いですね。

男前は本来、男性限定の語句ですが、
「男前女子」みたいにどんどん言葉が変化していく事もあります。

言葉は「時代を投影する生き物」ですから、時代と共に少しづつ違う使われ方をする様になっていくのでしょう。

物語のキャラに学ぶ「男前」と誰もが認めたくなる考え方

男らしい顔つきや態度が男前という以前に、
「一貫性のあるブレない生き様」を持つこともまた男前と言えるのではないでしょうか?

例えば漫画やアニメの主人公は、主人公であるがゆえに行動や性格が一致している場合がほとんどですね。
 
なぜなら行動や考え方に一貫性がないと、そもそも物語として成立しにくい理由があるからです。

主人公が一貫した考えと行動を持って物語が進んでいくから、読み手の方は安心してなおかつ楽しんで読むことができます。
 
例えば、80年代に週刊少年ジャンプに連載されていた「北斗の拳」のケンシロウなどは、まさに男前の中の男前と言った印象を受けた人も多いのではないでしょうか?

あらすじを端折って説明すると、
されわれた婚約者ユリアを取り戻すため、世を乱す強敵達と戦い世の混乱をおさめるために最後まで一貫性をもって戦い続ける様は、多くの人々の共感と感動を生みました。
 
また、これを起業家に例えるならば、社会により良いものを提供するため、最後まで一貫性を持ったミッション、ビジョンをブレずに行動する事そのものが、男前そのものの姿ではないでしょうか?

確かに、人間には優秀な遺伝子を残したい本能があるため、本能的に美男美女を求める傾向がありますよね。
 
しかし内面の芯の強さがある男性ならば、たとえルックス的にそんなに冴えなくてもすごい美女と結婚できたり、社会的に大成した人はいくらでもいます。
 
なので、心の持ちようによって誰でも男前になれるはずなのです。

まとめ

一言で「男前」一つとっても様々なエピソードがあるものですね。

ぜひ、あなたなりの「男前」を追及していって、より良いステータスを目指してみて下さい。
 
きっと人生のグレードが一段UPすることでしょう。

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